掲示板メール二号の猿話(4.26)トップページへ
4月中旬 2000年4月29日

 この年でなんなのですが音楽サークルの新歓ライブ及びコンパに行って参りました。ええ新人として。そこの幹事長はおろかサークルを引退した4年生などよりお年寄りのあたくしが。

 最後のバンドでシャツをジーンズの中に入れた眼鏡やさ男が登場しました。おたくさんの基本でございますかと思ったのもつかの間、恐ろしく素晴らしいピアノを弾き始めたのです。二号導かれるままステージに上がり込んで思わず眼鏡やさ男ピアノマンのジーンズに入っていたシャツを出してしまいました。いやむしろこれは入っていたほうが良いと即座に判断しまた入れ直してきました。春だからでしょうかあたくし欲情対象が多くて大変困っています。なにはともあれ眼鏡やさ男が楽器を弾くと最強ということがわかったのは収穫です。どうですか眼鏡やさ男ピアノマンさん一緒に踊りませんか。あなたがスーツを来たら二号恐らく歯止めがきかなくなるのでやめてくださいあそんなわざわざスーツを着るだなんてああ二号身体が勝手にあなたのネクタイをあああ肉でも肉でもいいですか肉欲といいますものね本来なら男の人は肉をもとめて三千里ということですものねああああ受け止めてあたくしの腹を二の腕をあああああ、と一人遊びが堪能出来るくらい最強なのです。



2000年4月27日

 この年でなんなのですがコンビニエンスストアでアルバイトを始めました。とっくに社会の荒波に揉まれてなければならないこの年でなんなのですが6年ぶり2回目のコンビニエンスストアです。今度のお店はオフィス街の中にございますのでお昼時のラッシュは大変な混雑であたくし殺気立ちながらお客様を捌いていくのです。

 今日も動きの遅い肉であるあたくしはお客様のスピードについていけず何度もお釣りを渡し損ね床にぶちまけたりなんだりで完全にいっぱいいっぱいでございました。そんな昼ラッシュの折りふっとお客様の流れが途切れた瞬間がございました。あたくしは落ち着いてお客様に対応してさしあげようとそのときカウンターに来たお客様の姿をまず足元から舐めるように確認しました。足元から舐めるように。足元から。

 顔まで到達いたしませんでした。そのお客様はスーツだったのです。スーツです。なぜ今まで気が付かなかったんでしょう。そうですオフィス街の昼ラッシュということは大量のスーツさんたちがいらしてくれるのです。発情対象を目の前にしたあたくしはまたもお釣りを床にぶちまけてしまいましたがそんなことはもうどうでもいいのです。目の前のスーツそれがあたくしの世界のすべて。

 幸いそれ以降お客様の流れは比較的落ち着いてくれましたのであたくしは何事もなく勤務を終えましたが、スーツがあたくしの前にあたくしを求めて並ぶという事態に気付いてしまったこれからは正気を保っていられるのかどうかわかりません。スーツにモテモテのあたくしというこの世のパラダイスをこんなにたやすく体験できるなんて。さあ二号様を求めるスーツどもよあたくしの前にお並びなさい。一人ずつ二号様が丁寧にお相手してさしあげます。スーツなので1回100円で許してあげます。お母さんから貰ったお使いのお駄賃程度で二号様のお相手が出来るのですよ。大変お得なサービスです。スーツの皆さんぜひ。



2000年4月26日

 基礎漢文の教室に一号様がいらしたので「一号様今日は心電図の検査の日ですよまだ行ってないのならこの講義に出ていたら受付が終わってしまいますよ」と耳打ちしたところ講義が始まる直前に慌てて出ていかれました。教室に戻ってこられたのは90分の講義で終了する20分前。運の悪いことに前側からしか入れない教室でありました。

 一号様は去年も基礎漢文を受けていらしたのですが、後期がまるまるオマーンでつぶれることになったため講師に懇願し夏休み中に課題を出せば単位をくれるという約束を取り付けました。そして無事課題を講師宅に郵送してからオマーンへと旅立ったはずが今年成績表を見ると単位が来ていなかったのです。課題さえ出せばいいと言っていたのにあの挑戦的で不愉快な小男が許さねぇと一号様は大変憤ってらしたのですが、この科目を取らないと高校国語一種の教員免許が取れないためおとなしく今年も受けなければならないはめになりました。そういった因縁がある講義で今日そんなことがございましたので、一号様は講師の覚えもめでたいことでありましょう。

 あたくしと一号様はともに基礎漢文2年連続3回目の出場。2年、4年、5年と履修しているわけなのです。どうして必須科目なのに3年次には取らなかったかという理由は昔のこのサイトに載せたこんな文章が物語っています。

1号&2号、基礎漢文の講師に『来年またおいで』と苦笑いで宣告される

 3年前の記述です。我々がまだ希望にあふれていた大学2年生の頃の話です。こういう風な形で講師の覚えがめでたくなるのはやはりよくありません。まだ2年生で恥じいる気持ちでいっぱいだったあたくしたちはこの翌年同じ講師だった基礎漢文を履修すらしませんでした。

 そんなわけで4年次には講師が交代いたしましたので無事復帰したわけなのですが二人とも単位を落としてしまいました。一号様はオマーンで、あたくしは試験の時間を間違えて受けられず。もう講師が変わるまで待ってはいられないので今年も同じ講師ながら履修いたします。たとえ講師が「昨年学生の皆さんがあまりに漢文の知識を持ち合わせてなかったので今年は最初に基礎の基礎を教えてから本文に入りたいと思います」と言ったとしても。そしてその言葉が一号様が昨年単位を取れなかった理由だったとしても。一号様がんばってください。あたくしも早く一号様みたいに講師に覚えてもらうようがんばります。



2000年4月22日

 一号様がウラウラしてらっしゃったので理由を聞いてみると苦節1年ようやく広末を見かけたということです。彼女の入学後は知り合いに会うと挨拶が「広末見た?」になってしまったので、そのたびに彼女とは学部どころかキャンパス自体が違うのでまだまだ見てませんと説明しなければなりません。しかし一号様は「見たよ」の一言で済ませる権を獲得したのです。羨ましくてなりません。

 その翌日二号が出た講義で出欠を取っているとき聞き覚えのある名前が呼ばれました。あれと思い「はい」と返事をした人のほうを見るとテレビや新聞で見慣れたひらひら競技服に黒髪のお団子頭姿とはかなり違ったので一瞬わかりませんでしたがあの人です。先にこの学校に来た村主章枝とかつて長野五輪代表をめぐって争いその座を勝ち取ったフィギュアスケートのあの人です。スケーターはなぜか「所沢体育学部」と言われる人間科学部には行かず教育学部に来ます。過去にも八木沼純子や鍵山正和が在籍していました。

 ちゃんと学校に来てるんだなあと思ったのは最初だけ。あたくしは今日をもってアンチファンとなりました。彼女は1時間半の講義時間中10分も黙ることなくずーっと隣の男子学生とくっちゃべっていたのです。よりによって声が小さく聞き取りづらい講師の講義でそんなことをしていたものですから講義中あたくしは怒り心頭でした。ハンパじゃなくうるさいのです。せっかく資格がたくさん取れる学部ということで二号の中で教育学部の存在意義が出来つつあったというのに「有名人に甘ぇんだよ」「全部の学科が他の学部で要足りるじゃねぇかよ」「教職なら他の学部にいたって取れるよ」「教育学部いらねぇ!」と思わず昔の思考に戻ってしまうところでした。

 広末ならそんなことをすればマスコミに叩かれてしまうでしょう。ですが彼女はそうしてマスコミネタになるような類の有名人ではありません。氷上では見たことのない派手な茶髪と眉毛バシーでそんなに「これだからスポーツ推薦は」と思われたいんでしょうか。大学デビューしてしまったんでしょうか。いや大学デビューしようがスポーツ推薦で入ろうが超楽勝で卒業しようが知ったこっちゃありませんが一般学生の勉学のジャマはしないでほしいものです。特に、かわいくて細くてスケート滑れるあなたと違ってなんのスポーツも出来ずなんの技術も持たないただの肉である二号などは今年真面目に勉強しないともう大変なんですから。お願いします。講義中ヒマならマンガでも読んでいてください。



2000年4月21日

 「一号様、あたくし見てはいけない人を見てしまいました。タカクくん(仮名)を覚えてますか。奴が社会科教育法の講義にいやがったんですけど」
「なんでいるんだ。アイツ普通に行けば今年卒業したはずだろ」
「そうですよね。でもいてしまったのです。しかも就職活動もしてませーん風などうでもいい格好をして、頭にはパーマかけてニヤニヤしてました」
「変わってねぇなあ。アイツ3年前の教職系の講義で二号のグループ代表の発表者になって、誰かが冗談で『酒でも飲んだら緊張ほぐれるよー』と言ったのを真に受けて酒飲んで壇上に上がり発表をブチ壊しにした奴だろ」
「はい、そのおかげかどうかはわかりませんが二号その講義単位落としました。しかも今年社会科教育法を受けてるということは、この講義教育実習の前年に取らなければならないものですから、奴は来年もキャンパスにいるということです」
「最近つくづく思うが受験を経てきていないというのは人間をだめにするぞ。アイツ高校に進むときは推薦で大学に進むときも内部進学で1回も受験やってねぇだろ」
「一号様ウチの学校で付属から上がってくる奴ら大嫌いですものね。慶應幼稚舎上がりである嵐の桜井くんが慶應大学に入ったのをいたくうらやましがってましたがそれはいいんですか? …グホッ…ひ、久しぶりに浴びました一号様の鉄拳…ステキ…」
「付属上がりは一号様アイですぐ見分けられるからな。そのまま目からビームでブチ殺しよ」
「一号様本当にそんなことをやると網膜が焼き付いてしばらく何も見えないと狼狽しているうちに付属上がりに囲まれて殺され…ゲフッ」
「それはそうと教育実習費未払いのさらし者の中にも俺様は信じられないものを見たぞ。目白くん(仮名)と目黒さん(仮名)だ」
「教育実習費未払いのさらし者って、一号様がすっかり忘れていて京都に旅立ってしまい気付いた二号が慌てて立て替えなければ一号様も仲間に入るところだったアレですか。まさか、奴らまで留年してるんですか。あたくしが単位を落としたくだんの教職系講義で一号様と同じグループだった人ですよね」
「1996年入学組は我々のバカ学部に限らずどの学部もバカばっかりだったってことか。ちっとも寂しくないじゃないか、なあ二号」
「ハイ…でも一号様は来年卒業されてしまうんですよね。どうですか二号と一緒に来年もこの学校に残りませんか」
「目からビィーーーーム」
「ぐおっ。そうか、1対1だと有効な技なんですねそれ…」



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