にごらない

超雑記

51歳の吉田美和(冬季アジア大会開会式ドリカムセットリスト)

 アパホテルの一件でニュースになったこと以外はなかなか全国的には取り上げてもらえない冬季アジア大会の開会式に行ってきました。


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全体に撮影が禁止なのでこんな感じで


www.m-on-music.jp


 この項では開会式ラストのDREAMS COME TRUEミニライブの話だけして帰ります。開会式はNHKで放映してたのですが、ドリカムのところは流れなかったらしいですね。権利関係か……。30分予定とのことでしたが、45分くらいあったのではなかろうか。結論としては総観客数の半分(身体をたるませている軍)を死に至らしめ人々は吉田美和というモンスターを生んだ北海道に恐怖しました。


 ドリカムのライブが始まるとアリーナ席は総立ち。あ、やっぱS席8,000円はドリマニアで埋まっていたのですね。ミニライブとはいえ8,000円出せば確実にアリーナが取れるという状況は考えようによっては安いのかもしれません。東京ドーム公演なら同じ値段を出して3階席とかありえますもんね。


 当日のセットリストを詳しく記しますので、ドリ力(どりりょく)の弱いひと(わたしだ)で「聴いたことある曲だったけどなにで使われてた曲なんだろうか……」とモニョモニョした人がここにたどり着いてスッキリしてもらえればと思います。


OP. OPEN SESAME(1990年)

ツアーは必ずこの曲から始まると言っていい定番のインスト曲だそうです。200万枚近く売ってる3rdアルバム『WONDER 3』の収録曲なので、知ってるロートルの皆さんも多かったかも。


M1. うれしい!たのしい!大好き!(1989年)

いま確認して3枚目のシングル『うれしはずかし朝帰り』のカップリングだったことに驚いた。なんとなく逆だと思っていた。江崎グリコ「ポッキー」CMソングで映画『山田ババアに花束を』主題歌……花井愛子! ティーンズハートの女王花井愛子か! イラストは折原みと!! 2ndアルバム『LOVE GOES ON…』収録後、97年、00年、15年のベストに収録、ファン投票による選曲ライブのドリカムワンダーランドでも上位常連。開会式に参加していたドリマニアのみなさんの様子からもライブの定番曲であることが伺えました。私も終盤には「だい! す! き!!」と手を振り上げてコールできるようになってた。


M2. 連れてって 連れてって(2008年)

43作目のシングル曲。限定版のジャケットが羽海野チカ先生で中のブックレットも書き下ろし漫画16ページだったとか。知らなかったー。それはもうどこでも読めないものなのだろうか。これは知ってる! なんかクルマ系! と思っていたらダンロップのスタッドレスタイヤのCMソングだったそうです。なるー。ってそれ北国でしか流れてないCMだな?


M3. あなたのように(2016年)

配信限定シングル曲。かんぽ生命キャンペーンソングで特設サイトあり。

www.dreamscometrue.com


M4. PROUD OF YOU(2006年)

イントロの「♪ラーララーラー」を一緒に歌うことを要求してきましたがすぐには歌えないよ! アウトロの頃にはようやく覚えられたかな……。13枚目のアルバム『THE LOVE ROCKS』収録曲。同年のWBCの日本代表応援ソングだったそうです。場所が札幌ドームだし、アジア大会だし、のスポーツ関連曲その1。


M5. GODSPEED!(2010年)

配信限定シングル。のちに16作目のアルバム『LOVE CENTRAL』に収録。アサヒビールがバンクーバー出場アスリートを使ったCMの「バンクーバーオリンピック日本代表応援ソング」。ストレートに冬のアスリートを応援するスポーツ関連曲その2。


M6. その先へ(2009年)

45作目のシングル。『救命病棟24時』第4期の主題歌。2009年紅白歌合戦の紅組トリ曲。


M7. 何度でも(2005年)

35作目のシングル。『救命病棟24時』第3期の主題歌。2007年に映画『Mayu -ココロの星-』主題歌、2013年には住友生命のCMソングに。ドラマが第二関東大震災後の東京を舞台にしていたというのは今初めて知りました。東日本大震災後の2011年3月14日から20日までの間にラジオでもっともオンエアされた邦楽曲ということで、着うたフルの一ヶ月間無料配信が行われています(
http://megalodon.jp/2011-0410-2132-36/www.oricon.co.jp/news/confidence/85792/full/
)。05年と06年の紅白で歌われていて、過去15回出場中で2年連続同じ曲を演奏曲としたのはこのときだけ(演奏曲のタイトルにはされていないもののメドレーに挟み込まれて2年連続になった『やさしいキスをして』のような例はある)。


M8. WINTER SONG ~DANCING SNOWFLAKES VERSION~(2005年)

そして第8回冬季アジア大会のテーマソング。もともとは1994年発表の14枚目のシングルで、1990年の8枚目のシングル『雪のクリスマス』を英語詞にしたもの……だけど「DANCING SNOWFLAKES VERSION」てなにさ! と調べたら、36枚目のシングル『JET!!!/SUNSHINE』のボーナスディスクとして収録されたリミックスだそうな。発表当時にホンダのオデッセイCMソングになってるそうです。



 あーーーーースッキリした! 調べてまとめるってたーのしー!!!(完全に性癖)


 終了後に「歌ってた人、30は過ぎてるでしょ? よくあれだけ走って……」と母が言っていたので吉田美和さん30どころか50過ぎてます! と認識を改めてもらいました。開会式に来たアスリートではない一般市民全員が明日から筋トレしようと決意、札幌市の健康寿命を長くするのに貢献したのにちがいないので、開会式パンフレットには吉田美和さんの年齢を載せておくと良かったと思います。ということでご本人には不本意なことかもしれませんが記事タイトルとさせていただきます。アジアの人ですらせいぜい30代と思って観ていたのではあるまいか。いわんや特別参加のオセアニアの人たちをや、なんなら20代の若手歌手だなくらいに観てたかもしれない。参加アスリートの選手寿命も伸ばす機会だったのに……。ヒトはロールモデルで実現可能と知れば飛躍的に進化できる生き物なんですよ! 葛西紀明がいつまでも飛んでればヤンネ・アホネンも何度でも何度でも10000回でも復帰してくるってもんですよ!


 いやほんとあれだけ全力疾走してどうして歌う息が切れないの? でも喋る息が切れてたり喋り声がかすれてたりするの。歌うと全然ふつうなのにですよ! 吉田美和さんにとって「歌」と「喋り」は別の器官を使う営みなのか。謎すぎる生態です。サッポロウインターベイビーズ*1はみな様々に驚愕の体験だったかと思います。メンバー紹介の最後は観客に「そして私が、せーの!」と吉田美和の名前を唱和させるのもお約束らしく、「初めてのお客様が多い中でおこがましいのですがやらせていただきます」というようなことを言いつつ、でもこちらもなんとなく了解して「よしだみわー!」と叫ばせていただきました。これが自由席1,500円で観られたなんて……。すごいな国際大会。札幌にオリンピック呼んでもいいよってちょっとほだされた人もいるかもしれません。私は招致するなら2026年が無理ゲーすぎるのでおとなしく2030年招致を目指そうねと思ってる派なのでよろしくお願いします。




DREAMS COME TRUE THE BEST! 私のドリカム

DREAMS COME TRUE THE BEST! 私のドリカム

*1:ドリカムのライブでのお約束として、観客は全員吉田美和が命名する「◯◯ベイビーズ」となる