山寺宏一は黒子をいつ取ったのでしょうか。あのなんとなく近所のおばさん感を醸し出していた黒子はいつ取ったのでしょうか。椎名林檎も黒子を取ったと聞きました。二号はいまだに千昌夫は額に黒子がなければ字幕が入らないと誰だかわからないのです。山寺宏一は主にあの黒子によって不細工と言われていたのでしょうし椎名林檎も千昌夫も昔から黒子をきっと気に病んでいたのでしょう。著名人の場合その黒子ですぐに本人と特定される不利もあるのでしょう。それにしても皆さんいとも簡単に顔にメスを入れ自己の目印をお捨てになるものです。
二号もかつての山ちゃんと同じようなところに不細工な近所のおばさん黒子があります。これが昔は只の点だったはずなのですが恐ろしいことに年々盛り上がってきております。あたくしが日頃ほとんど化粧をしない理由のひとつとして化粧で化ける際この黒子をどう取り扱ったら良いものかわからないことが挙げられます。あたくしはその黒子の他にも顔に無数の黒子を抱えておりましてそのさまは中学生の時点で「泥が飛び散ったよう」と男子に形容された程なのでありますが黒子というものは年々増えたり大きくなったりと育って行くものでありますので既に二号の顔は黄道十二星座が形作られるまでになっております。黄金聖闘士の皆さんを隠すべく顔面白塗りを施すと真白な雪原の中で盛り上がった近所のおばさん黒子が余計に目立つのです。もう心底この黒子の処遇には悩まされております。しかし黒子を取る気はございません。決して単にお金が無いわけではございません。黒子を取る気はございません。宝クジが当たったらまず候補に挙げる使い道なわけがございません。黒子を取る気はございません。ならばどうするか。葉を隠すには森。更に黒子を増やすと良いのです。まるで全天の八十八星座が彩られるように。まさに顔面プラネタリウムなどと言うとロマンティックで好ましい気がしてきました。黒子は数えると増えると申します。ならば数えてみせましょう。敢然と数えてみせましょう。
黒子が多い人間にとって「黒子の数を数える」という行為がどんなに恐ろしい行為なのかおわかりになりますか。それは自分の人生を文字通り暗黒に染め上げる恐怖行為。黒子の数などに悩まされたことのない皆様におかれましてはきっとこの思いは届かないと思います。あたくしが今どんなにおそれおののいているか。黒子に悩まされる人間にとって禁断の秘技を今ここに行おうとしているのです。いいですか。数えますよ。
待って下さい。ちょっと待って下さい。この動悸が聞こえますか。手鏡を取って顔に向けた瞬間数えようとしたその瞬間極端に高鳴った胸が聞こえますか。黒子人間における禁忌をあたくしは今犯そうとしているのです。ああ何故あたくしは進んでこんな茨の道を。数えます。数えますよ。
20個数えたところで今まではなかったはずの見知らぬ黒子の多さに滅入りましたので今夜はふて寝致します。だから責めないで。広末さんを黒子お化けなどと言って責めないで。5年もいて30単位しか取ってないのかよなどと責めないで。
長い影を落とす近所のおばさん黒子は毛が生えてくる日も近いと思います。
母さん僕のあの黒子
どうしたでしょうね?
ええ夏碓氷から霧積へ
行くみちで渓谷へ落とした
あの黒子ですよ。
僕はあのとき
ずいぶんくやしかった。
だけど、いきなり
風が吹いてきた
もんだから。
「ほほうこれはまた」
「なかなか無いものですよ」
「この破け具合が」
「脇のところが破けたものはなかなかありませんからね」
「またこの洗濯し倒しっぷりが」
「ちょっとかぶってみてください」
「ほお……生地の向こうが透けて見えますな」
「でもこちらからはお客さんの顔がわかりませんから」
「そんな利点が」
「絶品でしょう」
「掘り出し物ですな」
ドーン
「これで」
「おおこんなにもこのパンツの価値をわかって下さるとは」
「私のコレクション随一となる物でしょうからね」
「さすがお客様わかってらっしゃる」
「ほほほ……」
「ふふふ……」
のような破れパンツ市場がどこかにございませんか。履き心地が良くなかなか捨てられませんので金を積んで奪って下さるマニヤの方を募集中なのです。
真の破れパンツマニヤの皆様は一体どこに潜んでらっしゃるのでしょうか。掲示板で何件か入札がございましたが皆様わかってらっしゃらない。あのパンツの真価をわかってらっしゃらないのです。あの破れパンツはピンクと広く思われているようなのですが違うのです。あれは赤いパンツなのです。赤いパンツが何度も洗われ太陽にさらされた挙げ句にあの色になってしまったのです。まずその価値をわかっていただきたかった。数百回も洗ったからこそ生地が破けやすくなっているのです。それを見切っていればあんな額で入札しようという気は起きないはず。あの破れパンツの価値がわかっているのはあたくし一人ということが判明いたしました。すなわちあたくしが買い取ります。ドーン。大きく儲けたのでこのお金を持ってゲーセン通いに精を出したいと思います。
あのおパンツの色をピンクだと指摘されおかしいなあ赤なのにと首を捻っていた数日後赤のつもりではいていたズボンが「その色すごいねまっピンクだね」と指摘を受けましてあたくしは赤い洋服やら何やらが好きなのですがどうもその赤い持ち物のほとんどが陽にあせたり洗いすぎたりしてピンクになっているらしく年甲斐もなくピンク大魔人だったようなのです。たまに町中でみかける全身ピンクの女装おじさんなどを想像していただけるとあたくし本体の日常にまで思いを馳せることができると思いますので二号の熱烈ファンの皆様におかれましてはどうぞご参考になさってください。
今更なのですがこの夏休みの成果を発表したいと思います。サカつくの。
「レアル鯖江」眼鏡王国王家の持ちチームです。
二年目でJ2優勝し五年目にはJ1制覇を成し遂げました。
レアルの監督ベリリーニ。ナイスミドル眼鏡。物腰はやけにソフト。
堀込高樹さんはきっと将来こんな感じにと夢想。
レアルのフィジカルコーチ兼ユースコーチ。
ちょっと神経質です。でも面倒見が良いのです。
選手の居残り練習は見逃さず報告してきます。
エディットプレイヤーがんばって作りました。
守備的MFの江戸川陽一選手です。
江戸川くんにはあまり似ませんでしたがこの横顔には割と満足なのです。
レアルはサポーターもきちんと眼鏡をかけて応援します。
どこがオチかと問われますれば強いて言えば出オチなのでした。
何度も申し上げておりますようにあたくしは重度の学歴差別者でございます。但しそれはインテリメガネセンサーに付随するものであり異性の友人の床における技術などまったく気にならないのと同じで相手に胸を高鳴らせることがあって初めて発動するものなのです。
どのような人が好きですかと聞かれ学歴が高い人と答えますとそのような質問が出ることにより盛り上がっている場がさあと静まります。学歴によって人間を差別する人非人であるとの烙印を押されます。あたくしはそのような趨勢に猛抗議がしたいのです。なぜならどのような人が好きですかと聞かれ顔の美しい人と答えられたり乳の豊かな人と答えられたりするよりは学歴の高い人との答えのほうが余程暖かみのある解答だからなのです。
学歴は自分の力でなんとかなる部分です。予備校など教育にかなりの大金をつぎこんだとしてもあたくしたち学歴差別者はその投資と努力を認め褒め称えるでしょう。持って生まれた者も持って生まれていない者も結果が同じであれば同様に扱うのです。
しかし顔の美しい人や乳の豊かな人を求める方々はほとんどが原理主義の方々とお見受けします。すなわち改造手術が認められないのです。いくら金をつぎこみ努力をしようと持って生まれた乳と持って生まれていない乳は差別されます。この世に生を受けた時点で選ばれるか選ばれないかが決定されてしまうのです。これはあまりに酷い仕打ち。それに比べれば学歴差別者のなんと暖かいことでしょう。二号は努力秀才眼鏡君を熱烈に応援しています。
というわけでデブが嫌との言葉の前には口を結び下を向いてしまいますので二号さんは食物としては美味しそうな腹肉やもも肉を何とかしなければ明日はないと思いました。できる努力を怠り自らの要望だけをぴいぴいと叫ぶデブほど醜いものはないのです。
がっこうには
結界がはられていて
わたしが近寄れないようにしてある
たぶんそう
がっこうの前を
がっこうなんてきづいてないよ
そんなふうにみせながらあるく
そうするとあれいつのまにか
わたしはがっこうの中に
きづかなかったよあははと
えがおで行けたりして
ルルンフ ルルンフ
でもきづいちゃったよ
おうちにかえるよ
がっこうには
おこりんぼ怪獣がいて
わたしが近寄れないようにしてある
きっとそう
がっこうの前にすら
たどりつけない毎日だよ
怪獣の声が
ここまで聞こえてきて
来なきゃもっとおこるって
わめいていたりして
ルルンフ ルルンフ
でもちかづけないよ
おうちにこもるよ
がっこうにまにあわない
がっこうにまにあわないんだ
がっこうにまにあわないんだよ
ブックマークの整理をしておりましたら突然放置したままの牛乳パックが気になりまして回収しているスーパーの閉店時間までに持って行こうとリサイクル用にざくざくと切り開いていましたところ牛乳がなくなった冷蔵庫の中身のことを考え始め一ヶ月の食費どこまで切り詰められますか?を読みそういえば米を買おうか買うまいかも悩んでいたのだったと食費について思いを巡らせながら生活全般板のスレッド一覧を眺めていると遅刻癖を直した人いる?というスレッドが目に入ってきましてとても痛くなりながら読んでおりましたら時間にだらしない人は金にもだらしなく部屋も汚いと言われ確かにそうだと部屋をぐるりと見回しますと切り刻んで使い捨て雑巾にしようと思っていた下着の山が目に入りましたのではさみでもってそれをぼんやりと切っていたのですが根本的に部屋が汚いのをなんとかするのが先決に思えてきましたので同じ板の汚部屋から脱出したい!第24章を読み込んでいる内にどうにも何かを綺麗にしたくなり洗面台を丸洗いして満足感を得た後うっかり右手の風呂場が視界に入り込んでしまい床とすのこをこすっておりましたらあそういえば今日観たい番組があったようなと思い出して部屋に戻り時計と新聞を確認しよしまだ時間じゃないと安心してネットの巡回を始めるとそういえば重要度最大のメールの返事を返してないなあと返事を書き始めたところで電話が来て「あ今○○しているところです」と言おうとして頭に浮かんだ○○の部分に該当する事項の多さに「あ……あぐ……ぶ……」と言葉にならない言葉を発したところでわかったのはもうスーパーは閉まっている時間で切り開いた牛乳パックが行き先をなくしていたことでした。ひとつのことを終わらせてから次に移ること。小学生並みの集中力をなんとかすること。