[LOVE DISTORTION](恋ディスナイト)報告
音楽好き漫画好きのためのクラブイベント、[LOVE DISTORTION](恋ディスナイト)へ行ってきました。早朝大阪に着いたにも関わらず、長田で温泉に入っていたら開始に遅れてしまいました。DJミゾブチさんの6曲目『犬にインタビュー』あたりに入ったと思います。セットリストを見て、直前がLittle Creaturesだったことを知り悔しい思い。あとこの日朝からずっと脳内で流れていたのが『テレフォン・ガール』で、聞けて踊れてとてもすっきり。岡村靖幸は「あれ、聴くんだ」とちょっと意外でした。タイトルがそれっぽいものの、元ネタには無かったしと思い。後でinout-inoutさんが『タイトでキュートなヒップが〜』をかけたのもなにげに嬉しい。
そうそう、今回DJタイムではブースの横に「今かかってる曲のアーティスト名とタイトル」を表示してくれる親切設計だったんです。これすごく良かったです。まったく知らない曲でもいい感じだと「あー、今度聴いてみよう」と思えますし。
今思えば気のきいた東京土産のひとつでもぶら下げろよという感じなのですが、予約していた夜行バスに乗り遅れるくらいぎりぎりまで働いていたので、結局売っていたチョコレートを差し入れ用に持って行くという適当さ。しかし会場に着くと誰がイベントのスタッフなのかわからない。働いている人がいても会場のお店のスタッフかもと考えがぐるぐるしてしまい、あっ今DJしてる人がミゾブチさんというのは確実ではないですか、とプレイ中の人のところへ持って行ってしまいました。ものすごく邪魔だったと思いますすみません。でもおかげでケーキ屋リボンを認識してくれて『愛しのリボンちゃん』をかけてくださいました。大感激。最後は『New Music Machine』ぐああ。直撃。
続いてくりぃむぱんというバンドが登場。お洒落なキーボードと美形ボーカル二人組、自分はこういう組み合わせのアマチュアバンドをあまり見たことがなく新鮮でした。多彩なルーツを感じさせる音で、言葉遊びっぽい歌詞も打ち込みによく合っていたような。とてもフォトジェニックで息の合ったお二人でした。もてそうでした。『踊れエスカルゴ』が好き。
次はinout-inout(from ナポレナポレ)さんのDJ。ちょっと休んでおこうと思ったのですが、くるり『ワンダーフォーゲル』のイントロが聞こえてきたので、ミーハーにフロアへ。『N.O.』の「学校ないしがががががが学校ない学校ない学校ないがががががが」プレイも魂に響く。YMO→アッコちゃん→RCて。DNAに染み込んでる部分を突いてくるような選曲。
早朝食べたきりで何も食べていないので、さすがにちょっと疲れて椅子で休む。今回せっかく関西なので、ニゴからリンクさせていただいている非計画Salvageのにちげつさんをネゲット目的で誘ってありました。会えたらご飯を食べに行こうと思っていたのですが、そもそもどの方かわかりません。事前に得ていた少ないヒントから目を付けていた人が会場に一人いて、その人に思いきって声をかけてみようかなあとしばし悩んでおりました。すると違う方向から声をかけてくる眼鏡男性が一人。まあこちらのほうが全然好みですわと失礼なことを考えていたらそれがにちげつさんでした。素敵な文章に惚れてリンクした自分の目の狂いの無さに感心いたしましたよ。直球ストレートで好みのタイプでしたよ。浮き足立ちご飯に誘う二号。ちなみににちげつさんが二号を判別した決定打は「会場にいる誰とも交流が無かったから」だそうです。たまには駄目なところも役に立つものなのです。関西風うどんが食べたくてうどん屋へ行きましたが、二人とも釜あげうどんを頼んでしまい、出てきたものを見て頭を抱えつつも完食。
帰ってくるとtea and sympathyが演奏中。スリーピースでまっとうに重い音。確かフィッシュマンズのカバーありましたよね? ちょっと新鮮な感じでした。後からセットリストを見ると、いなかった間のinout-inoutさんの終盤がまたツボ押しまくりで、さぞかし盛り上がったんだろうなと夢想。
続いてDJはタケシさん。昨日のバレンタインに関する漢たちへの熱い語りに続けて『愛し愛されて生きるのさ』ですよ。ほんと熱い。川本真琴なら『やきそばパン』というあたりも熱い。思わぬ季節の『サマーヌード』で泣きが入りそうになったりで、心の琴線に振れるタケシさんのマイテープといった風情でした。で二号とにちげつさんは「眼鏡男及び眼鏡っ娘と愛し愛されて生きるにはどうしたらいいのか」について熱く語っておりましたらミゾブチさんが来てくれました。ミゾブチさんに眼鏡をかけさせたりして絡む酔っぱらい二人。そんな酔っぱらいにも優しく対応しスタッフで忙しい中眼鏡トークで接待してくださったミゾブチさん、大人です。
そしてナポレナポレ。激ヤバであります。ああサイトに写真がアップされないかしら。ポップセンス溢れる素敵なバンドであることは勿論、ボーカルよりこさんの眼鏡姿が! 「委員長!」「叱って!」「飼って!」「踏んで!」と会場の眼鏡っ娘好きが脳内で叫んでいる声が二号に届くほどの、神々しい眼鏡っ娘っぷりでございました。きちんと自前の度入り眼鏡という真正眼鏡っ娘なのですが、普段、特にライブで眼鏡をかけることは無いとのこと。むしろ神聖眼鏡っ娘。すべての眼鏡っ娘好きはこのイベントでナポレナポレを観なかったことに対し後悔せよ。
弁解じみてしまいますがほんとに音も素敵だったので、CD買いました。カーネーションのカバーで選んだ曲が『Garden City Life』なのも泣かせます。もっとみんな拾えよ、という名曲(そういえば北海道のローカルタレント鈴井貴之が拾ってローカル映画の主題歌にしてました)。3月末〜4月初に関東へ遠征してくれるそうなので、恋ディスナイトへ行けなかった眼鏡属性者は「こ、この人が眼鏡を……!」と想像し慟哭しながら聴けば良いのです。
そしてラストDJケンさん。カーネーション屈指の名アルバム『Parakeet & Ghost』の一曲目で幕開けに胸も高鳴ります。と言いつつ、二号たちは相変わらず眼鏡トークを繰り広げておりました。二号のケーキ屋リボンに気が付いて下さった猫毛の犬上ファンさんも話に加わり、一言誰かが発する度に「それ変態」「うわハレンチ」「フェチだわー」などの褒め言葉が飛び交います。眼鏡を愛する者同士だとこんなにもわかりあえるだなんて。眼鏡者は多分ニュータイプなんですね。時代が全然追いついてない。非眼鏡者は古い時代の地球人。
そんなことを素で思うほどにこの頃にはかなり酔っぱらっておりまして、後ろでくっちゃべっていたのはフロアで踊るのが辛いから、という理由もあったのですが、ケンさんが休ませてくれません。「あ、『Edo River』」(江戸川くんの名前の由来になった曲)と言ってはコール&レスポンスしに行き、帰ってきて眼鏡談義をし、「サンフランシスコ!」と叫んでは眼鏡談義、『テレビ塔のロリータ』でイェーイェー言っては眼鏡談義。密かにFKが懐かしさ全開で良かったり、そんな素敵な音楽をバックに眼鏡男をはべらせて眼鏡話です。二号の人生の中で今までこんな至上の幸せを感じた時間があったかどうか。
そして怒濤、反則のカーネーション四連発。実はこの日カーネーション担当はミゾブチさんだと思ってまして、『夜の煙突』かけないわけがないだろうと考えていて、で二号が着いた後にはかからなかったので、ミゾブチさんの一発目とかで景気付けにかましたのかしらと思っていたのです。そうしたらケンさんの一発目がパラゴーオープニング。これは来る、間違いなく来る、来ました! 「やべ『夜の煙突』〜」言い残しフロアへ一目散。もんのすごく気持ち悪くなりながらはね回るあたくし。「かっこいー!」の絶叫を残し『モーレツな恋 モーレツな人』で「バイバーイ!」。わー幸せ絶頂。
これで終わりではなく、ラスト30分。ミゾブチさんの素敵選曲をアンコール気分で聴きながら、飽きずにまた眼鏡談義。その後は本当に最後、出演バンド及びDJによる一夜限りのバンド、Love Distortionの登場。一曲目『すばらしい日々』のイントロで悶える我々、「泣かせる気か!」「泣かす気だ!」。二曲目、ナイスガイケンさんのナイスガイサックスによるナイスガイイントロで『空も飛べるはず』。名曲アルバムの様相を呈して参りました。そして三曲目。
今タイトルを打とうとして、勢いで打ってきた手が止まりました。ええ。はい。はー。カーネーション『長い休日』です。10年続いた5人のカーネーション最後の曲にして、『恋愛ディストーション』現時点での最終話タイトル。これがまた良い話なのですよ。どちらかのことを思い出しただけで泣きそうになるというのに、信じがたいほど楽しかったこの日の最後の曲という思い出まで加わってしまうと、この先この曲を聴くとどんな条件反射が起こるのか自分が不安なのです。ガクガクと震えよだれ垂らし白目剥いて「何かの陰謀だー!(裏声で)」と元気良く叫んだり。このあたりのことは本気で頭真っ白になってしまい、記憶がはっきりしてません。ただただ呆然としてました。
はあ。終わりかあ。終わっちゃったよ。いや始まってもいねぇよ。と一人問答しながら気が付いたら恋ディスナイトポスター争奪に加わり命がけでジャンケンしてたのですがサックリ負け、しょうがないので仕込んであったネタ披露です。突然スカートを脱ぎ出す二号。「完全にコスプレだよこの人!」と呆れられながらも、腰に手を当て「家ばきジャージでーす!」。そんな様子を見て二号を哀れに思ったのか、ポスターをせっかく当てたのに恵んでくださった方が! ありがとうございます本当にありがとうございます三位一体だった三名様ご一行のおひとりのかた。お名前も存じ上げずこんなところで礼を言って届くかいや届かないと思いますがありがとうございました。ラミネート加工して部屋に飾っておく所存でございます。
会場を出てから犬上ファン数人でご飯を食べようということに。行こうとした5人全員眼鏡でした(ただし二号は伊達眼鏡)。恋ディスが好きで来た人は本当に100%眼鏡だったのではないでしょうか。9割眼鏡は間違いないと思います。なんのイベントだ。はい眼鏡イベントです(二号の中で)。道頓堀へ向かう途中にハッと気が付いた二号は夜行バスの時間を確認するともう時間切れ。五条虎萩さんにバスの集合場所まで案内していただきました。なんだかもう関西ファンの皆様にお世話になりっぱなし。
犬上すくね『恋愛ディストーション』を知ったのは去年の12月、恋ディスナイトのちょうど2ヶ月前です。12月上旬の自分には2月の自分が大阪へ日帰り旅行を敢行するなど想像もつきませんでした。強烈に好きになれるものをくれて、神様、ありがとう。とケーキ屋リボンを手にして二号はそう思うわけなのです。あ、ところでミゾブチさん、「愛しのリボンちゃん」(まほ先生のリボンの話)って連載ではカラーでしたよね、あのリボンって何色だったんですか? (青・赤・茶の三種類のケーキ屋リボンを手に「何が来ても万全だろう」と勝ち誇りながら)
「緑です」
神様、オチはいらないんです。出演バンドとDJ及びスタッフの皆さん、会場で暴れる二号を暖かい目でもしくは冷たい目ながらも許してくれたお客様の皆さん、そして恋ディス作者の犬上すくねさん、本当に本当に楽しめました。ありがとうございました。何度礼を言っても足りません。
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