突然、某編集部から「明日のことなんですけど……」と電話がかかってきた。あ……明日……? ファーーーwww 何も考えていないサイドの脳みそが勢いで化粧品の読者モデル応募してたーーーーーwwwww
1週間前に「緊急募集」とメールが来ており、ああこんな直前に募集したんでは私のような常に予定を入れてない系おばさんしか集まらないのでは、つまり当たっちゃうのでは……と思い確かに応募した記憶はあった。「は、はい、行きます、すみません忘れてました(正直)」と電話を切る。メールボックスを確認したところ、2日前に「要返信」とタイトルに書かれた当選メールが入ってました。
未読メールを6,000件とかにしてる場合ではない。
何日かぶりに風呂に入り「ショートコント! 化粧品の読者モデル!!!」と叫んで気合いを入れ出発。10時集合だと勘違いしており、遅れた理由は子供が登園でゴネたことにしようと悲壮感漂わせつつ10:05に着いたら、10時は受付開始時間だった。お店に誰もいない。陽光がふんわりと差し込む暖かい木でできた空間にぽつねんとする私。ちな円山。各国の領事館とかもある札幌で一番オシャレでハイソな街です。えっこれ大丈夫……? 私パニック発作とか起こしかねなくない???
店内で写真を撮る余裕ゼロだったので写真はイメージです。木の色と白を基調にした店内は穏やかな秋の陽射しが降り注いでましたけど、私の心は逆光です。
アンチエイジングのスキンケアがテーマなので顔になんか塗りたくるんだろ、とすっぴんで行ったら参加者もお店の人も編集部の人もバッチリメイクで、ツラが誌面に晒されるのにすっぴんで来るとかマジなの? という電波を受信。ドンキに来る客スナップあたりがお似合いです。「仕事クビになっても、すっぴん命」みたいなメンズナックルばりのコピーをお願いします。すっぴんなら後でファンデーションも塗りましょうか! とお店の人がフォローしてくれたものの、化粧品に関する常識のない私と研究熱心そうなもう一人の参加者の方がお店の方を質問攻めにしたためそんな時間はなくなりました。じゃ、すっぴんで帰りますね!(脱兎のごとく)
なんせすっぴんなので途中から「これくらいの量を使いましょう」という指導の際に出した基礎化粧品を、ここぞとばかりに片っ端から顔に塗りたくっていくことにした私。「ゴシゴシしない!」「もっとたっぷりと!」「じっくりと長く!」とビシバシ指導が入ります。終わった後に編集部の方から「最初に来たときよりすっごく顔色も良くなってキレイになりましたよ!」等々誉めたたえるターンがあり、取材協力者に気持ち良く帰ってもらおうという名人芸を学びました。どんな人にもいいところをみつける努力を怠らない。今回はお店の人の技術指導の賜物であり、私の肌には日頃何もしていない分の成果が出やすかったとも言える。つまり私にいいところは何もないな! こういうお仕事できるコミュニケーション力高い人の眩しさに小さくなりながら帰ってきました。
内容については記事になるはずなので、というか内容に興味ある人皆無だと思うので割愛します。「加齢で乾燥は当たり前なので諦めて好きな時に何度もたっぷりと塗ってください。面倒でも諦めることが大事」って言ってました。私もいさぎよく「年寄りなんだから、みずみずしさゼロはしゃーない」と諦めて使う化粧品を全部半額以下の製品に変えて2倍塗りたくろうと思います。何ヶ月か前のハロワの身だしなみセミナーみたいなのでも美容を仕事にしてる人から言われたけど、安くてもいいからたっぷり使うほうが正義なのは間違いないっぽいですよ。化粧水も乳液もクリームもジャブジャブ使いましょう。
もう面倒くさいからドルックスでいいじゃん!