函館公園に行ってきましたよ。
ずらり立ち並ぶ数十店の屋台。え、なに? なんの祭り? これだけの人出と屋台が出てたらどこかの神社のお祭りでしょ? と田舎者まるだしの感想。上京したときは特に何もないのに常に屋台がいる代々木公園にも田舎者の警戒感を見せました。どうもこの時期の函館公園はお花見屋台が出るそうです。あ、ああ、それなら札幌も円山公園のお花見屋台があるわ、セーフセーフ。函館はちょっと油断すると「うち、歴史が違いますから……北海道の文化でひとくくりにされるようなところじゃないですから……七夕、7月ですから……(北海道の七夕は8/7が普通)」とか言ってくるからな。
その中でもひときわ列の長いたこ焼き屋がありました。並ぶのが苦手ゆえ「ふーん」程度で通り過ぎたのですが、函館すなわち義理の実家、連休を義理の両親・夫・子で過ごす嫁耐久72時間レース。地元で有名な店との情報を義母から得たのをいいことに、「買ってきますね!」と義理の両親と夫と子を置いてパシリ根性を見せてやることにしました。自由だー!
かったぜ。
30分かかりました。中年になり余命に日々おびえている私は時間に対して無駄なコスト意識を発揮することがあり、「最低賃金でも30分393円……10個400円のたこやきが実質800円……」との考えが頭をよぎるも、ちがう。大事なことはそんなんじゃなーあーいって靖幸ちゃんも歌ってる。
函館にいるのに子と義親から放たれた30分、プライスレス
「本来のうまさを味わえる塩コショウがおすすめ!」との貼り紙があり、馬鹿正直に塩コショウと青のりのみを振ってありますが、そんなお店の願いむなしく他のお客さんは100%ソースぬってました。たぶん大阪から来た人も「大阪名物て書いてあるで!」とか言いながらなんのためらいもなくソースぬりたくると思う。ま、まあ、どんな味つけにしろ焼きたてのたこ焼きは格別ですね。前に並んでた地元の常連らしき人なんか100個くらい買ってたよ。富豪か。
一口食べるとふわふわとろとろ。料理センスが壊滅的なので、「粉物におけるとろとろと生焼けの境目とは……ふしぎ……」と唸ってしまいました。別の屋台から買ったお好み焼きの生地部分が小麦粉味で食べるのに苦労したのに比べると、しっかりと出汁の味がしておいしくいただけました。
昭和38年創業、北海道では最も古いたこ焼き屋だとか。桜の時期への出店は毎年恒例だそうで、掛け紙に「函館公園花見売店」が印刷されています。函館公園なんて地元の人と寒さに震えるヤクシカ(屋久島の鹿)しかいないのにこの行列、愛されてますね。10個400円、15個600円、20個800円の3種類、2017年は5/14までです。
青春って1,2,3ジャーンプ!

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