レバンガ北海道のホームには歩いて子供を公園に連れていく程度のノリで行けるので行ってみました。レバンガ観戦は5回目くらいなのですが応援が未だに覚束ない。スラムダンク連載中に現地でNBA観たり、めっちゃ流行ってるときに残り1点でサイズの合わないエアジョーダンを衝動買いして外反母趾になったり、それはもうバスケには最悪にミーハーな思い出しかありません。でもバスケはそうして知識がなくても本能的に観戦が楽しめる優れたスポーツというのを本能で動いている4歳児を連れて認識を深くしました。
Bリーグについて詳しくはこの辺の特集をどうぞ。
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立ち見が出るレベルでびっちり。もうこの会場の限界突破です。以前同じ会場であった、キングカズが来たフットサルの試合でもここまで入らなかったよ。すごいなプロリーグ元年。日ハムの北海道移転1年目の平日ナイターくらい人が来てる。いや平日並みかよなんてレバンガdisじゃなくてめっちゃ褒めてますよ! なんなら日ハム移転前のたいていの試合より入ってますよ! ハッこれだと日ハムdisに……。
日ハムは引き合いに出さざるを得ないのです。北海道で庶民の娯楽の選択肢に「スポーツ観戦」ができたのは、コンサが地固めしていたとはいえ、マスコミに愛されるスポーツである野球の功績はやはり大きかった。今日もなんとなく来てみた勢のおじさまおばさまは大体ファイターズファンだったのではないでしょうか。上から下までファイターズに身を固めたおじさんまでいたよ。紅白戦の前に暇だから来たのか。札幌ドームに行く東豊線の途中にホームアリーナのきたえーるがありますからね。優勝できたためにCS第1ステージと被らなかったのはラッキーだったのかもしれない。レバンガ側もそんな層をターゲットに喰っちまおうと応援グッズにツインバットを用意して待ち構えてました。バット、使わないよね、バスケ(澄んだ目で)
後ろの座席に座っていた家族連れも話す内容のすべてがファイターズ基準。パシスタスピリッツを見て5回くらい「ファイターズガールより忙しいよ」「ファイターズガール、楽だね!」って言ってた。あ、パシスタスピリッツというのはレバンガのチアチームです。うちの家族がレバンガールレバンガールと適当なことをずっと言っていたため後ろの家族連れも「レバンガールだって」と伝染してほんとすみません。
バスケは「デカい=正義」のある意味原初のスポーツで、観たままで非常にわかりやすい。桜井良太(194cm)が見上げる選手がいてパンフレットで身長確認して「211cm〜(ブクブク」って泡吹くよね。デカいis説明不要だよね。幼児を連れ歩かねばならない身としては、野球はルールが複雑、サッカーも球入れという点では単純なもののなかなか点が入らない。そこでバスケです。網にボールを入れれば点が入る、しかもバカスカ点が入る。ダンクシュートや3ポイントシュートなどのプレイはパッと見で凄さがわかる。札幌ドームなどでは即キッズパーク行きのうちの幼児が初めてスポーツをまともに観てくれた気がします。トータルの試合時間が短いというところも幼児に優しい。状況に応じてアリーナDJ?の指示で試合中はひとときも休まず「ディーフェンス! ディーフェンス!」と叫ばされたり「パンパンパパパン!」と手を叩かされたり、反射神経も要する完全にキッズリトミックの世界。家族でスポーツ観戦を楽しみたい方にはバスケ超おすすめです。
今日はレバンガ優勢気味のシーソーゲームというホームゲームにとって最高の展開だったのも良かったです。残り2分くらいでも油断ができなかったので1プレイ1プレイに集中して一喜一憂です。残り1分を切ったところで本日の入場者数を発表したのは煽りに来たなーと思いました。6,000人でアリーナを満員にするミッションという企画を打ってたところに6,105人ですからね。チームの士気を高めまくってました。試合終了のブザー音が鳴った瞬間客席総立ちです。いや言い過ぎた。客席の6割くらい立ちです。立っていいのかわからない、そんなバスケ観戦に不慣れ感が全体に客席から醸し出されてました。それだけ観たことのない人が来たというすばらしさよ。国歌やハーフタイムショーで唄いに来てくれた大黒摩季さんやm.c.A・Tさんのおかげもあるかもしれません。大黒摩季の君が代は完全に大黒摩季の歌だった。公式応援歌もm.c.A・Tみ著しく、アラフォーアラフィフの琴線を刺激していたかと思います。
あーそうそう、試合を4点差の残り3分くらいで中継終了した地方局があるそうです。まあそこからタイムアウト連発で結果的に試合終了まで10分近くかかったはずなのでそんなに惜しくはない。地上波でやってやっただけありがたいと思いな、というテレビ局のお気持ち電波を受信しかけたところ、あ、UHBか、日曜は15時から競馬中継だもんね、そりゃ潰せないわ……。日本最強の売上高2兆円スポーツが札束でぶっ叩いてくるわ……。
とにもかくにも、「プロ化した最初の年、観に行ったよ〜」と言いたいそこのミーハー成分高いあなたも是非、一家で一回Bリーグ。
先に読んだら絶対にひきずられると思い、書き終わるまで読むのを禁じてた記事。やっぱりね、バスケの点が入る擬音は「バカスカ」以外にないよね。あと、ここでも野球のチアに熱い流れ弾。
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